壁紙張り替え費用の相場と節約のコツ|賃貸・戸建て対応

2025年11月01日(土)

壁紙の張り替え費用は「思ったより高い?安い?」と疑問に感じていませんか。

6畳で3.5万円、リビングで8万円といった相場感と、実際の部屋の広さやクロスの種類や業者選び、DIYとの比較、下地の状態や部屋の広さで総額が大きく変わります。

賃貸退去前の原状回復や築年数が経った持ち家のリフォーム、どちらも工期と予算を抑えつつ機能性とデザイン性を両立させる方法があります。

この記事では、追加費用の落とし穴を避けながら、あなたの住まいに最適な壁紙張り替えプランを見つけるコツをお伝えします。

   
\全国最安値で即時対応!/
   無料でお見積りをする

壁紙張り替えの費用相場

壁紙の張り替えを検討する際、誰もが最初に知りたいのは具体的な費用相場です。この章では、部屋の広さや場所ごとの目安から見積もりの内訳まで、予算計画に不可欠な情報を詳しく解説します。

  1. 広さ別の費用目安:6畳から20畳まで
  2. 場所別の費用目安:トイレやキッチンなど
  3. 費用の内訳:材料費と施工費の仕組み
  4. 一面だけ張り替える場合の費用

相場(1)広さ別の費用目安:6畳から20畳まで

壁紙張り替えの費用は、施工する部屋の広さによって大きく変動します。まずご自身の住まいに近い広さの費用感を把握することが、具体的な予算計画の第一歩となります。

一般的な目安として、寝室や子ども部屋に多い6畳の空間では約3.5万円から6万円、リビングとして使われる12畳では約5万円から9万円が相場です。

さらに広い20畳ほどのリビングになると、約8万円から15万円程度を見込んでおくとよいでしょう。この費用の差は、主に壁紙自体のグレードと、壁や天井の面積によって生まれます。

施工面積は「部屋の畳数 × 5」という計算式で、おおよその壁面積を平米単位で計算できます。選ぶ壁紙のグレードも費用を左右する大きな要因です。壁紙には大きく分けて、シンプルなデザインで価格を抑えた量産品と、デザイン性や機能性に優れたハイグレード品の2種類があります。

壁紙の種類 1㎡あたりの単価目安 特徴
量産品 1,000円~1,400円 ベーシックな白や無地が多く、コストを重視する場合に適しています。
ハイグレード品 1,500円~2,000円 デザイン性が高く、防汚や消臭などの付加機能を持つ製品が豊富です。

このように、どのグレードの壁紙を選ぶかによって、最終的な総額は数万円単位で変わってきます。例えば6畳の部屋で量産品を選べば費用を抑えられますが、同じ広さでもデザイン性の高いハイグレード品を選べば費用は上がります。

さらに、天井の壁紙も同時に張り替える場合は、壁のみの費用に加えて1.5万円から3万円程度の追加費用がかかることを想定しておくと安心です。まずはご自宅の部屋の広さを確認し、どのグレードの壁紙を選ぶかを考えることで、より正確な予算が見えてくるでしょう。

出典:リショップナビ「壁紙(クロス)張り替えの工事費用相場はいくら?」

出典:リショップナビ「【6畳】壁紙クロスの張り替えにかかる費用|張り替えに最適な時期も解説」

相場(2)場所別の費用目安:トイレやキッチンなど

リビングや寝室といった一般的な居室とは異なり、トイレやキッチンなどの水回りは、場所の特性に合わせた機能を持つ壁紙を選ぶ必要があります。そのため、材料費が変動し、費用相場も個別で設定されることが一般的です。場所ごとに求められる機能と、それに伴う費用の目安を理解しておきましょう。

トイレの張り替え費用は3万円から5.5万円が相場です。トイレは狭い空間でニオイがこもりやすいため、消臭機能や、汚れが付きにくく掃除がしやすい防汚機能を持つ壁紙が非常に人気です。これらの機能性壁紙は量産品に比べて単価が高くなるため、材料費が費用を押し上げる主な要因となります。

次に、キッチンは4.5万円から8万円が目安となります。油の飛び散りや水はねが頻繁に起こるキッチンでは、油汚れに強い防汚性や耐水性を備えた壁紙が不可欠です。特にコンロ周りは熱にも強い不燃・準不燃材料を選ぶ必要があり、こうした特殊な機能が費用に反映されます。

洗面所や脱衣所も湿気がこもりやすい場所です。3万円から6万円が相場となり、カビの発生を防ぐための防カビ機能や、湿気を逃がす通気性を重視した壁紙選びが重要になります。

また、玄関や廊下は面積によって4万円から9万円と費用に幅が出ます。ここは人の出入りが最も多く、荷物などが擦れて傷がつきやすいため、表面が強化された耐久性の高い壁紙を選びましょう。

これらの場所は空間が狭く、設備が設置されている中での作業となるため、施工の難易度が上がり、一般的な部屋よりも割増料金が設定される場合もあります。初期費用は少し高くなりますが、それぞれの場所に適した機能性壁紙を選ぶことは、長期的な美観の維持やメンテナンスの手間を考えると、非常に効果的な投資です。

相場(3)費用の内訳:材料費と施工費の仕組み

業者から提示される見積書を正しく理解するためには、壁紙張り替えの費用がどのような項目で構成されているかを知ることが大切です。費用は大きく分けて「基本料金」と、状況に応じて発生する「追加費用」に分類されます。それぞれの内容を把握することで、見積もりの妥当性を判断する基準を持つことができます。

まず、工事の基本となる費用は、主に「材料費」「施工費」「諸経費」の3つで構成されています。それぞれの内容と費用目安を以下の表にまとめました。

費用の種類 内容 費用目安
材料費 壁紙本体の価格です。量産品かハイグレード品かで変動します。 1,000円~2,000円 / ㎡
施工費 職人の作業費です。既存壁紙の剥がし、下地処理、貼り付け、仕上げなどを含みます。 ※多くは材料費の単価に含まれて提示されます。
諸経費 工事の付帯費用です。
・養生費 (家具や床の保護) 3,000円~8,000円
・廃材処分費 (古い壁紙の処分) 3,000円~8,000円

多くの業者の見積もりでは、材料費の単価に施工費が含まれていることが一般的です。これに加えて、養生費や廃材処分費といった諸経費が別途計上される形になります。

一方で、壁の状態が悪い場合など、状況によっては基本料金とは別に以下の追加費用が発生することがあります。

追加費用の種類 内容 費用目安
下地補修費 壁の穴や凹みをパテで埋める作業。 3,000円~10,000円 / 箇所
壁全体の劣化が激しい場合の下地調整。 1,500円~5,000円 / ㎡

特に、壁の状態が悪い場合は下地補修費が別途必要になることが多く、見積もり段階では含まれていないケースもあるため注意が必要です。

また、単価の表記方法にも気をつけましょう。メートル単価は一見安く感じられますが、壁紙の幅(約90cm)を基準にしているため、面積に換算すると平米単価より割高になることがあります。

総額が分かりやすいコミコミ価格のプランであっても、どこまでの作業が料金に含まれているのか、特に上記のような追加費用が発生する可能性があるのかを契約前に必ず確認することが、後々のトラブルを防ぐ上で非常に重要です。

相場(4)一面だけ張り替える場合の費用

部屋全体の壁紙を張り替えるほどの予算や時間は無いけれど、手軽に部屋の雰囲気を変えたい、という場合に最適なのがアクセントクロスです。壁の一面だけを異なる色や柄の壁紙に張り替えるこの方法は、少ない費用で大きなデザイン効果を得られるため、非常に人気があります。ただし、施工面積が小さいからといって、単純に費用が安くなるわけではない点に注意が必要です。

6畳の部屋の一面だけを張り替える場合の費用は、約2万円から4万円が相場です。リビングのテレビ裏の壁など、より広い一面を張り替える場合は、約2.5万円から5万円程度が目安となります。

施工面積自体は8平米から12平米程度と少ないにもかかわらず、平米単価で計算すると全面張り替えよりも割高になる傾向があります。その理由は、面積の大小にかかわらず、職人が現場へ移動するための出張費や、最低限の作業時間を確保するための最低施工料金が発生するためです。材料費は抑えられますが、これらの固定費がかかるため、費用対効果を考える必要があります。

一面だけを張り替える際には、デザイン面での注意点も存在します。最も重要なのは、既存の壁紙との調和です。張り替えない他の3面の壁紙が経年劣化で黄ばんでいたり汚れていたりすると、新しく張り替えた一面だけが浮いてしまい、境界線が悪目立ちしてしまうかもしれません。

そのため、既存の壁紙の色味や状態をよく確認し、それに馴染む色やデザインを選ぶことが成功の秘訣です。完全に同じ色味にすることは難しいため、思い切って全く異なる色や大胆な柄物を選んで、コントラストを楽しむのも一つの方法でしょう。

将来的に全面張り替えを計画しているのであれば、そのタイミングまで待つという選択肢も視野に入れ、長期的な視点で計画を立てることが大切です。

   
\全国最安値で即時対応!/
   無料でお見積りをする

壁紙張り替え費用を安く抑える方法

壁紙の張り替えは決して安い買い物ではありませんが、いくつかのポイントを押さえることで費用を賢く抑えることが可能です。ここでは、品質を落とさずにコストを削減するための具体的な4つの方法を紹介します。

  1. 安い素材の壁紙を選ぶコツ
  2. 複数業者での相見積もり活用法
  3. 自分でできる作業で費用削減
  4. 施工時期を工夫して割引を狙う

方法(1)安い素材の壁紙を選ぶコツ

壁紙張り替えの総費用を最も効果的に削減する方法は、価格が手頃な量産品クロスを選ぶことです。価格帯は1平米あたり800円から1,100円程度で、デザイン性の高いハイグレード品と比較すると、6畳の部屋で約1.5万円から3万円もの費用を節約できます。

デザインはシンプルな白や無地のものが中心となりますが、基本的な耐久性や品質は十分に確保されているため、リビングや寝室、子ども部屋など、日常的に使用する部屋でも安心して使用することが可能です。清潔感のある空間にしたい、特定のデザインに強いこだわりはない、という場合には最適な選択肢となるでしょう。

さらに費用を抑えるためのコツとして、無地の壁紙を選ぶという方法があります。大きな柄や模様が入った壁紙を使用する場合、隣り合う壁紙の柄を合わせるための柄合わせという作業が必要です。柄が大きければ大きいほどロスは増え、結果として予定よりも多くの壁紙が必要になり、数千円から一万円以上の追加費用がかかることがあります。

その点、無地の壁紙であれば柄合わせが不要なため、材料を無駄なく使い切ることができ、コストを最小限に抑えることが可能です。

また、すべての部屋を量産品にする必要はありません。汚れやすいキッチンや湿気の多い洗面所など、特定の機能性が求められる場所だけハイグレード品を採用し、その他の居室は量産品にするという使い分けも、全体の費用を抑えつつ快適性を高める賢い方法です。

方法(2)複数業者での相見積もり活用法

同じ部屋の壁紙を同じ材料で張り替えるとしても、依頼する業者によって最終的な見積もり金額は大きく異なる場合があります。そのため、複数の業者から見積もりを取る相見積もりは、適正価格を把握し、費用を抑えるために欠かせません。

一社の見積もりだけを見て契約を決めてしまうと、知らず知らずのうちに相場よりも高い金額で契約してしまうリスクがあります。面倒に感じるかもしれませんが、最低でも3社程度の業者に連絡を取り、現地調査をしてもらった上で見積もりを比較検討することをおすすめします。

実際に複数の業者から見積もりを取ると、同じ工事内容であっても10%から30%程度の価格差が出ることが珍しくありません。例えば、8畳の部屋の張り替えで、ある業者が8万円、別の業者が6.5万円と、1.5万円以上の差がつくことも十分にあり得ます。

このような価格差が生まれる理由は、業者ごとに材料の仕入れルートや価格、職人の人件費、そして会社として設定している利益率や諸経費が異なるためです。それぞれの業者が独自の価格設定基準を持っているため、比較することで初めて適正な価格帯が見えてきます。

見積もりを比較する際は、単に総額の安さだけで判断しないことが重要です。見積書の詳細な内訳を確認し、材料費、施工費、諸経費といった各項目が明確に記載されているかをチェックしましょう。

特に、下地処理費や廃材処分費といった項目が含まれているか、追加費用が発生する可能性がある場合はどのようなケースか、といった点まで確認することが大切です。また、施工後の保証内容やアフターサービスも業者によって異なります。

極端に安い見積もりは、必要な作業が省略されていたり、後から高額な追加費用を請求されたりするリスクも潜んでいます。価格とサービス内容のバランスを総合的に見極め、最も納得感のある業者を選ぶことが、後悔しないための最善の方法です。

方法(3)自分でできる作業で費用削減

壁紙の張り替え作業そのものはプロに任せるとしても、その前後の付帯作業を自分で行うことで、業者に支払う費用の一部を節約することが可能です。専門的な技術や知識が不要で、かつ節約効果が高い作業を自分たちの手で行うことは、コスト削減の有効な手段となります。

特に大きな節約効果が期待できるのが、工事前の家具や荷物の移動です。部屋にある大きな家具や家電、細々とした私物を業者に移動してもらう場合、作業員の人件費として移動費が請求されます。この費用は部屋の広さや荷物の量によって変動しますが、12畳ほどのリビングであれば3万円から5万円程度かかることも珍しくありません。この作業を家族で協力して行い、工事当日に職人がすぐに作業を始められる状態にしておけば、この移動費をまるごと削減できます。

もう一つ、自分でできる作業として挙げられるのが、工事後に出る古い壁紙の処分です。業者は剥がした壁紙を産業廃棄物として処分するため、その費用として廃材処分費が見積もりに計上されます。この費用は3,000円から1万円程度が一般的ですが、自治体によっては、家庭から出るリフォームごみとして一般の粗大ごみや可燃ごみとして処分できる場合があります。

事前に住んでいる自治体のルールを確認し、自分で処分できるのであれば、業者にその旨を伝えて廃材処分費を差し引いてもらいましょう。家具の移動と廃材処分を自分で行うだけで、合計で最大6万円近い費用を削減できる可能性もあります。

ただし、これらの作業を自分で行う場合は、必ず見積もりの段階で業者に伝え、どの項目が費用から差し引かれるのかを明確にしておくことが重要です。壁を傷つけないよう、家具の移動は慎重に行いましょう。

方法(4)施工時期を工夫して割引を狙う

もし壁紙の張り替えを急いでいないのであれば、工事を依頼する時期を調整することで、通常よりもお得な価格で契約できる可能性があります。リフォーム業界にも繁忙期と閑散期があり、業者の仕事が比較的少ない時期を狙うことで、割引キャンペーンや価格交渉の恩恵を受けやすくなります。

特に狙い目とされるのが、引越しシーズンが終わり、年末の大掃除シーズンが始まる前の12月から2月にかけての冬の時期です。3月から4月の引越しシーズンや、気候が安定している秋口はリフォームの需要が高まり、業者のスケジュールが埋まりやすくなります。一方で、冬の時期は比較的工事の依頼が少なくなるため、業者は稼働率を上げるために割引キャンペーンを実施したり、価格交渉に柔軟に応じてくれたりする傾向があるのです。

具体的には、通常料金から5%から15%程度の割引が期待できる場合があります。例えば、繁忙期であれば15万円かかる工事が、閑散期に依頼することで13万円台で済むといったケースも十分に考えられます。この割引率は、業者や工事の規模によって異なりますが、少しでも費用を抑えたい場合には検討する価値があるでしょう。

また、施工日を平日に設定することも、費用を抑える上で有効な手段です。土日祝日は依頼が集中しやすいため、割増料金を設定している業者も少なくありません。在宅勤務などで平日に自宅にいることが可能であれば、平日施工を選ぶことで数千円の節約につながることがあります。

ただし、年末年始やお盆休みなど、業者が長期休暇に入る期間は避ける必要があります。工事のタイミングを柔軟に調整できる方は、複数の業者に閑散期の割引について問い合わせてみましょう。

   
\全国最安値で即時対応!/
   無料でお見積りをする

DIYと業者依頼の費用比較

壁紙の張り替えを考えたとき、多くの人が悩むのがDIYで行うか、プロの業者に依頼するかという選択です。この章では、両者の最も大きな違いである費用面に焦点を当て、具体的な金額を比較しながらそれぞれの実態を解説します。

  1. DIYにかかる材料費と道具代
  2. 業者依頼との費用差額

比較(1)DIYにかかる材料費と道具代

DIYで壁紙を張り替える魅力は、費用を大幅に抑えられる点です。業者に支払う施工費、つまり人件費が一切かからないため、基本的に必要となるのは材料である壁紙の代金と、作業に必要な道具代のみです。

まず、壁紙の材料費は選ぶ製品によって異なりますが、DIYで人気の高いシンプルな量産品の壁紙であれば、1メートルあたり200円から500円程度で購入できます。6畳の部屋(壁面積約30平米)を張り替える場合、必要な壁紙は約30メートルなので、材料費はおおよそ6,000円から15,000円程度に収まります。

次に、作業に必要となる道具代についてです。初めてDIYに挑戦する場合、一通りの道具を揃える必要があります。これらはホームセンターやオンラインストアで手軽に購入でき、一度揃えてしまえば次回以降の張り替えでも使用できます。

必要な道具 役割 価格目安
カッターナイフ 壁紙の裁断、余分な部分のカット 500円~1,000円
パテ・ヘラ 壁の穴や凹凸を埋める下地処理 1,000円~1,500円
地ベラ 壁紙をカットする際の定規代わり 500円~1,000円
なでバケ 壁紙を貼り付け、空気を抜く 500円~1,000円
ジョイントローラー 壁紙の継ぎ目を圧着する 500円~1,000円
のり・ハケ のり無し壁紙にのりを塗布する 1,500円~2,000円
その他 スポンジ、マスキングテープなど 500円~1,000円

これらの道具を一式揃えると、合計で5,000円から1万円程度の初期投資が必要です。6畳の部屋をDIYで張り替える場合、材料費と道具代を合わせて、総額は約1.1万円から2.5万円で実現可能ということになります。最近では、これらの道具とのりが付いた壁紙がセットになった初心者向けのキットも販売されており、何から揃えれば良いか分からない方には便利です。

比較(2)業者依頼との費用差額

DIYでかかる費用を把握した上で、次にプロの業者に依頼した場合との具体的な差額を見ていきましょう。この差額こそが、プロの技術力や安心感に対して支払う対価であり、どちらの選択が自分にとって合理的かを判断する上で最も重要な指標となります。

同じ8畳の部屋で費用を比較してみます。DIYで張り替える場合の費用は、材料費と道具代を合わせて約1.3万円から3万円が目安です。一方、同じ部屋を業者に依頼した場合の費用相場は、約4万円から7万円です。この結果、両者の間には約2万円から4万円の費用差が生まれることになります。

では、この差額の正体は何なのでしょうか。それは、業者に支払う施工費です。この施工費には、単に壁紙を貼る作業だけでなく、以下のような専門的な作業やサービスがすべて含まれています。

  1. 養生: 家具や床を傷や汚れから守るための丁寧な保護作業
  2. 下地処理: 壁の状態を見極め、ひび割れや凹凸を補修するプロの技術
  3. 張り替え作業: 継ぎ目や角を美しく仕上げるための熟練の技術と経験
  4. 廃材処分: 剥がした古い壁紙やゴミを適切に処分する手間
  5. 保証: 施工後に剥がれなどが発生した場合の無償手直しといったアフターサービス

12畳のリビングなど、より広い部屋になればその差額はさらに広がり、最大で5万円以上の差が出ることもあります。DIYを選ぶということは、この差額分の作業をすべて自分で行い、仕上がりの品質や失敗のリスクも自分で引き受けるということです。

一方、業者に依頼するということは、この差額を支払うことで、時間と手間を節約し、高品質な仕上がりと施工後の安心感を手に入れるという選択になります。どちらが優れているというわけではなく、ご自身の予算、時間、そして求める完成度のバランスを考え、どちらの選択がより満足度の高い結果につながるかを慎重に判断することが大切です。

   
\全国最安値で即時対応!/
   無料でお見積りをする

DIYのメリット

費用面での魅力が大きいDIYですが、そのメリットは金銭的な部分だけにとどまりません。ここでは、DIYだからこそ得られる3つのメリットについて、具体的に掘り下げていきます。

  1. 材料費や人件費を節約できる
  2. 好きなデザインに自由に挑戦できる
  3. 自分のペースで作業できる

メリット(1)材料費や人件費を節約できる

DIYを選ぶ最大の動機となるのは、やはり圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。プロの業者に支払うべき施工費、つまり人件費が一切かからないため、総費用を劇的に抑えられます。

前の章で比較した通り、8畳の部屋を張り替える場合、業者に依頼すると約4万円から6.5万円かかりますが、DIYなら約2万円から3万円で済みます。これは、業者に依頼する場合と比較して、おおよそ半額程度の費用で部屋をリフレッシュできるということです。

この節約できた費用は、家計にとって大きなプラスとなります。例えば、浮いた数万円を使って、部屋の雰囲気に合わせた新しいカーテンや照明器具を購入したり、少しグレードの高い家具に買い替えたりすることもできるでしょう。壁紙だけでなく、インテリア全体をトータルでコーディネートする予算が生まれ、理想の空間づくりがさらに加速します。

また、DIYは初期投資として道具代が必要ですが、一度揃えてしまえば2回目以降は材料費だけで済みます。子ども部屋、寝室、書斎と、複数の部屋を時間をかけて少しずつ張り替えていきたいと考えている場合、長期的に見ればその節約効果はさらに大きくなります。このように、費用を抑えつつ、自分たちの手で住まいを良くしていく実感を得られる点は、何物にも代えがたいDIYの大きなメリットです。

メリット(2)好きなデザインに自由に挑戦できる

業者に依頼する場合、選べる壁紙は業者が取り扱っているカタログの中から、施工効率の良い製品を勧められることが少なくありません。しかし、DIYであればそうした制約は一切なく、国内外のメーカーから自分の好きなデザインを自由に取り寄せ、100%自分の好みを反映させた空間づくりを楽しむことができます。

インターネットで海外のおしゃれな壁紙を探したり、サンプルをたくさん取り寄せて壁に貼りながらじっくり比較検討したりと、デザイン選びのプロセスそのものを存分に味わえるのは、DIYならではの特権です。

例えば、子ども部屋の一面だけを、子どもが好きなキャラクターや動物柄の壁紙にしてみたり、書斎には集中力を高める深い青色の壁紙を選んでみたりと、部屋の用途や使う人の個性に合わせた大胆なデザインにも気兼ねなく挑戦できます。万が一、数年後に飽きてしまっても、また自分たちで気軽に張り替えられるという安心感があるため、流行のデザインや季節感を取り入れたインテリアにも挑戦しやすいでしょう。

業者に依頼するとためらってしまうような個性的なデザインも、DIYなら実現可能です。自分たちで悩み、選び抜いたデザインで仕上げた部屋への愛着は、既製品の空間では得られない特別なものとなるでしょう。このように、自分の創造性を最大限に発揮し、家族との思い出を作りながら理想の空間を形にできる点は、費用以上の価値を持つDIYの大きなメリットです。

メリット(3)自分のペースで作業できる

プロの業者に工事を依頼する場合、決められた工期に合わせて自分たちのスケジュールを調整する必要があります。工事当日は家にいる必要があったり、在宅勤務の予定を変更したりと、日常生活にある程度の制約が生まれます。

しかし、DIYであれば、完全に自分たちの生活リズムや都合に合わせて作業スケジュールを組むことが可能です。仕事や育児で忙しい毎日の中でも、自分たちのペースで作業を進められるという時間的な自由度は、DIYの非常に大きなメリットです。

例えば、平日の夜、夕食後の1時間だけを使って古い壁紙を剥がしたり、下地処理を進めたりといった準備作業を行い、まとまった時間が取れる週末に一気に貼り付け作業を行う、といった分割施工が可能です。業者に依頼すれば1日で終わる作業も、DIYなら1週間かけて少しずつ進めることができます。

これにより、日常生活への影響を最小限に抑えながら、無理なくリフォームを進めることができます。業者を家に上げることに気を使う必要もなく、家族だけのプライベートな空間でリラックスしながら作業に没頭できる時間は、家への愛着をさらに深めてくれるでしょう。このように、自分たちのライフスタイルを崩すことなく、ストレスフリーで作業を進められる点は、DIYならではの大きなメリットです。

   
\全国最安値で即時対応!/
   無料でお見積りをする

DIYのデメリット

DIYには多くのメリットがありますが、挑戦する前にはそのデメリットもしっかりと理解しておくことが不可欠です。ここでは、DIYで起こる3つの大きなデメリットについて、具体的なリスクとともに解説します。

  1. 失敗時のリスクと追加費用
  2. 初心者が対応できる範囲に限界がある
  3. 作業時間や労力がかかる

デメリット(1)失敗時のリスクと追加費用

DIYにおける最大のデメリットは、失敗した際のリスクをすべて自分で負わなければならない点です。費用を節約する目的で始めたはずが、失敗によってかえって高くついてしまうケースは決して少なくありません。

壁紙の張り替えで最もよくある失敗は、仕上がりの品質に関するものです。壁紙同士の継ぎ目がずれて隙間ができてしまったり、下地の空気が抜けきらずに表面がデコボコになってしまったり、プロのようにはいかないのが現実です。こうした仕上がりに満足できず、結局すべて剥がしてやり直すことになれば、最初に購入した壁紙の材料費は完全に無駄になってしまいます。

さらに深刻なのは、金銭的な損失です。例えば、6畳の部屋でDIYに挑戦し、材料費と道具代で1.5万円を費やしたとします。しかし、仕上がりが悪く、どうしても我慢できずにプロの業者に手直しを依頼することになった場合を考えてみましょう。

業者は中途半端に貼られた壁紙を剥がすところから始めなければならず、通常よりも手間がかかるため、割増料金になる可能性もあります。仮に業者への依頼費用が3万円だったとすると、最初のDIY費用1.5万円と合わせて、合計で4.5万円の出費となります。

時間と労力をかけた上に、結果的に損をしてしまうという最悪の事態も起こり得るのです。こうした予期せぬトラブルも含め、DIYは常に自己責任で行う必要があるということを十分に理解しておきましょう。

デメリット(2)初心者が対応できる範囲に限界がある

壁紙の張り替えは一見簡単そうに見えますが、プロの職人が仕上げる美しい壁面は専門技術の結晶です。初心者が短期間で習得するのは難しく、対応できる範囲には限界があります。

特に、仕上がりの美しさを大きく左右する下地処理はプロの腕の見せ所です。壁の凹凸をパテで平滑にする作業は経験が必要で、これを怠るとどんな壁紙を貼っても下地のアラが浮き出てしまいます。また、部屋の角部分をシワなくきれいに仕上げるには熟練の技術が求められます。

さらに難易度が高いのが、柄物の壁紙を使った柄合わせです。隣り合う壁紙の模様が少しでもずれると非常に目立ち、部屋全体の印象を損ないます。

安全面でのリスクも無視できません。天井の張り替えは、常に上を向いて作業するため身体的な負担が大きく、脚立の上での不安定な作業は転倒の危険も伴います。エアコン周りのような障害物がある高所での作業も同様に危険です。

このように、壁紙の張り替えには初心者が安易に手を出せない工程が数多く存在します。まずは家具の裏など目立たない平らな壁から挑戦し、自分の技術レベルを見極めることが重要です。

デメリット(3)作業時間や労力がかかる

費用を節約できるDIYですが、その対価として膨大な時間と労力を支払う必要があります。プロなら1日で完了する6畳の部屋でも、初心者の場合は準備から完成まで数日から1週間かかるのが一般的です。特に、仕事や育児と並行して作業を進める共働き世帯にとっては、この時間的・身体的な負担は想像以上に大きいものとなるでしょう。

壁紙を貼る作業だけでなく、その前後の準備と後片付けにも多大な時間がかかります。作業前には、部屋中の家具を移動させ、床や窓を汚さないように養生しなければなりません。これらは大変な重労働で、準備だけで一日仕事になることもあります。

作業後には、剥がした古い壁紙やゴミを片付け、移動させた家具を元に戻す作業が待っています。こうした一連の作業をすべて自分たちで行うと、貴重な休日が丸ごと潰れてしまうことも覚悟しなければなりません。

慣れない作業による疲労や、思うように進まないことへの精神的なストレスも大きな負担となります。DIYに挑戦する前には、費やす時間と労力に見合う価値があるのかを冷静に考えることが重要です。時間に限りがある方や体力に自信がない方は、無理せずプロに任せる選択も検討すべきでしょう。

   
\全国最安値で即時対応!/
   無料でお見積りをする

工期と生活への影響

業者に壁紙の張り替えを依頼する場合、費用と並んで気になるのが工事期間と、その間の日常生活への影響です。ここでは、実際の工期の目安から、在宅勤務や小さなお子さんがいるご家庭で必要となる配慮まで、事前に知っておきたいポイントを解説します。

  1. 工期の目安と在宅勤務への影響
  2. 工事中の騒音と臭い対策
  3. ペットや子どもへの配慮方法

影響(1)工期の目安と在宅勤務への影響

プロの業者による壁紙張り替えは手際よく、短期間で完了します。6畳程度の個室なら1日、家具の多い12畳ほどのリビングでも1日から2日が一般的な工期の目安です。生活への影響は長期間に及びませんが、在宅勤務が普及した現代では、仕事への影響を事前に考慮しておく必要があります。

工事中は対象の部屋が作業スペースとなるため、その部屋で仕事をすることはできません。別の部屋に移動しても、古い壁紙を剥がす音や道具の音などが断続的に聞こえるため、集中したい業務には不向きです。

特にオンライン会議では、作業音が入ってしまう可能性が高く、注意が必要です。また、接着剤には特有の臭いがあり、換気をしていても多少は他の部屋に流れてくるため、集中力を削ぐ原因になることも考えられます。

これらの影響を考慮すると、最も確実な対策は、工事当日は出社するか、コワーキングスペースなどを利用することです。それが難しい場合は、事前に業者と作業工程を打ち合わせ、重要な会議の時間帯だけでも静かな作業に切り替えてもらうなどの相談も有効です。最もスムーズなのは、重要な業務や締め切りがない日を選んで工事日程を組むことでしょう。

影響(2)工事中の騒音と臭い対策

壁紙の張り替え工事では、ある程度の作業音と臭いの発生は避けられません。これらが日常生活や近隣関係に与える影響を最小限に抑えるため、適切な対策を講じることが重要です。

騒音については、大きな音が出ることは稀ですが、古い壁紙を剥がす音や道具を使う音などが一日を通して継続的に発生します。これに対する最も有効な対策は、事前のコミュニケーションです。特にマンションなどの集合住宅では、工事が始まる前に両隣と上下階の住人に「〇日に工事を行います」と一言挨拶をしておくだけで、無用なトラブルを防げます。

一方、臭いは主に壁紙用の糊から発生します。近年の製品は健康への影響は最小限ですが、完全に無臭ではなく、工事中から工事後数時間は特有の臭いが部屋にこもるでしょう。

この臭いに対する最も効果的な対策は、換気です。工事中はもちろん、完了後も最低2時間から3時間は窓を2方向開けて、家全体の空気の通り道を作ることが大切です。業者によっては挨拶回りを代行してくれる場合もあるので、契約時に確認するとよいでしょう。

影響(3)ペットや子どもへの配慮方法

ご家庭に小さなお子さんやペットがいる場合、壁紙の張り替え工事には大人以上に細やかな配慮が必要です。大人には些細な環境の変化でも、体の小さな子どもやペットにとっては、大きなストレスや健康上のリスクにつながる可能性があります。

まず考慮すべきは、工事中に舞うホコリや、接着剤から放散される化学物質の影響です。これらはアレルギー症状を誘発したり、呼吸器系を刺激したりする恐れがあります。また、見慣れない職人の出入りや物音は、大きな精神的ストレスとなります。

これらのリスクを回避する最も安全な方法は、工事当日は別の場所で過ごさせることです。可能であれば親戚や友人の家で預かってもらうのが理想的ですが、ペットホテルや一時保育サービスの利用も有効です。

自宅内で過ごさせる場合は、工事を行う部屋から最も離れた部屋に隔離し、ドアを開けないように徹底しましょう。その際、トイレや水、おもちゃなどを一緒に入れて、安心して過ごせる環境を整えてあげることが大切です。

工事完了後も、接着剤が完全に乾燥し臭いが気にならなくなるまで、最低24時間はその部屋への立ち入りを制限し、十分な換気を続けてください。

   
\全国最安値で即時対応!/
   無料でお見積りをする

賃貸での壁紙張り替え費用負担

賃貸住宅にお住まいの方が壁紙の汚れや傷で悩むとき、最も気になるのが退去時の原状回復費用です。この章では、国土交通省のガイドラインに基づき、費用の負担ルールからトラブルを避けるための具体的な対策までを解説します。

  1. 退去時の原状回復費用のルール
  2. 入居者負担となるケース
  3. 経年劣化による費用軽減ルール
  4. 費用を抑える退去前の対策

ルール(1)退去時の原状回復費用の基本

賃貸住宅を退去する際の原状回復は、「借りた時の状態に完全に戻すこと」ではありません。国土交通省のガイドラインでは、普通に生活する中で生じる避けられない傷や汚れ、時間の経過による自然な劣化は、修繕費用を負担する必要はないと定められています。

これらを通常損耗、経年劣化と呼び、費用は大家さんや管理会社が負担するのが基本です。なぜなら、これらの費用は毎月の家賃に、建物の価値の減少分としてあらかじめ含まれていると考えられているからです。

具体的には、テレビ裏の電気ヤケや日光による色あせ、家具の設置による壁紙のへこみなどは貸主負担となります。常識的な範囲内で生活していて生じた壁紙の変化は、原則として修繕費を請求されません。

ただし、賃貸借契約書にこれらとは異なる特約が記載されている場合は、その特約が優先されることもあります。契約前に原状回復に関する特約の内容をよく確認し、ガイドラインの考え方と大きく異なっていないかをチェックすることが大切です。

ルール(2)入居者負担となるケース

経年劣化や通常損耗は貸主の負担となる一方で、入居者の使い方に問題があって生じた傷や汚れは、入居者が修繕費用を負担します。これは、入居者が借りた部屋を善良な管理者として注意を払って使用する義務、いわゆる善管注意義務に違反したと見なされるためです。

入居者の負担となるのは、故意や過失、通常の使用方法とはいえない使い方によって生じた損耗です。壁紙に関する入居者負担の代表的なケースを以下に示します。

  1. 子どもが描いた落書き
  2. ペットによる引っかき傷
  3. 喫煙によるヤニ汚れや臭い
  4. 結露を放置したことによるカビ
  5. 物をぶつけてできた穴や深い傷
  6. 掃除を怠ったことによる油汚れやシミ

これらのケースは、入居者が注意を払うか、適切な手入れをしていれば防げたはずの損耗と判断されます。日頃から適切な換気や清掃を心がけ、部屋を丁寧に扱うことが、退去時の余計な出費を防ぐための最も基本的な対策となります。

ルール(3)経年劣化による費用軽減の考え方

たとえ入居者の不注意によって壁紙を傷つけてしまった場合でも、修繕費用の全額を負担するとは限りません。ここで非常に重要になるのが、経年劣化という考え方です。

建物や設備は時間とともに価値が減少するという原則に基づき、入居者の負担額も経過年数を考慮して決定されます。具体的には、壁紙の耐用年数は6年と設定されています。これは、新品の壁紙も6年が経過すれば、その価値はほぼゼロになるという考え方です。

例えば、入居3年で退去する際に壁に落書きをした場合、壁紙の価値は半分に減少しているため、入居者が負担する費用は張り替え総額の50%となります。もし入居期間が6年を超えている場合、壁紙自体の価値はゼロと見なされるため、材料費を負担する必要は原則ありません。

ただし、張り替え作業そのものを発生させた責任として、人件費など施工費の一部を負担するケースが一般的です。入居期間が長いほど、たとえ過失があったとしても負担額は大きく軽減されます。退去時に修繕費用を請求された際は、入居年数が考慮されているかを必ず確認することが重要です。

ルール(4)費用を抑える退去前の対策

退去時の原状回復費用を巡るトラブルを避け、負担を最小限に抑えるには、事前の準備が非常に重要です。まず、退去が決まったら、国土交通省の原状回復ガイドラインに一度目を通しておくことを強くお勧めします。

何が貸主負担で何が入居者負担なのかを客観的な基準で理解しておくことで、冷静な話し合いが可能になります。次に行うべきは、自分でできる範囲の清掃です。壁紙についた手垢や軽い汚れは、水拭きや中性洗剤で落ちる場合があります。事前にきれいにしておくだけで、修繕費用として請求される項目を減らせる可能性があります。

そして、退去の立ち会い当日には、入居時に撮影した写真や物件状況確認書を手元に準備しておきましょう。入居時から存在した傷や汚れを証明する客観的な証拠となります。

もし請求内容に納得がいかない場合は、その場で安易にサインをせず、見積書の内訳を後日送ってもらうように依頼し、じっくり検討する時間を持つことが大切です。不当な請求だと感じた場合は、消費生活センターなどの専門機関に相談することも視野に入れましょう。

   
\全国最安値で即時対応!/
   無料でお見積りをする

失敗しない業者選びのポイント

壁紙の張り替えで後悔しないためには、信頼できる業者を選ぶことが何よりも重要です。ここでは、業者の見極め方から契約時の注意点まで、失敗しないための3つのポイントを解説します。

  1. 信頼できる業者の見分け方
  2. 見積書でチェックすべき項目
  3. 契約前に確認すべき保証内容

ポイント(1)信頼できる業者の見分け方

信頼できる業者を選ぶための最も重要な判断基準は、技術力と誠実な対応力を見極めることです。まず注目すべきは施工実績の豊富さで、多くの業者は自社のホームページに過去の事例を掲載しています。

単に綺麗な完成写真だけでなく、施工前の状態から課題をどう解決したかが分かる事例が多ければ、高い技術力を持つ証拠になります。特に、下地の状態が悪い現場など、難易度の高い事例は業者の実力を測る上で参考になるでしょう。

次に、必ず複数の業者から相見積もりを取り、価格だけでなく担当者の対応品質を比較することが大切です。現地調査の際、こちらの要望を丁寧にヒアリングし、専門家の視点で適切なアドバイスをくれるか、質問に分かりやすく答えてくれるかは、その担当者と会社の誠実さを判断する上で欠かせない要素です。良い担当者はメリットだけでなくデメリットやリスクについても正直に説明してくれます。

また、地域での評判やインターネット上の口コミも、第三者の客観的な意見として参考にすべきです。価格の安さだけで選ぶのではなく、こうした技術力、対応力、そして第三者からの評価を総合的に判断し、安心して工事を任せられるパートナーを見つけることが、失敗しない業者選びの基本です。

ポイント(2)見積書でチェックすべき項目

複数の業者から見積書を取り寄せたら、その内容を詳細に比較検討することが、追加費用などの予期せぬトラブルを防ぐ上で極めて重要になります。総額の安さだけに目を奪われるのではなく、見積書の内訳がどれだけ明確に記載されているかを必ず確認してください。

優良な業者の見積書は、何にいくらかかるのかが誰にでも分かるように、項目ごとに細かく分類されています。この透明性が、その業者の信頼性を測る一つの指標となります。

具体的に見積書でチェックすべき項目は以下の表の通りです。これらの項目がきちんと分けられ、それぞれの単価と数量が明記されているかを確認しましょう。

チェック項目 内容 確認するポイント
材料費 使用する壁紙の費用 商品名、単価、数量が正確か
施工費 職人の作業費、人件費 既存壁紙の剥がし費用が含まれているか
下地処理費 壁の補修費用 具体的な作業内容が記載されているか
廃材処分費 古い壁紙などの処分費用 自分で処分する場合に減額されるか

逆に、「工事一式 〇〇円」といった大雑把な表記の見積書は、後から追加費用を請求される原因になりかねません。契約を結ぶ前には、必ず「どのような場合に追加費用が発生する可能性がありますか」と直接質問し、その回答を書面に残してもらうことが大切です

すべての項目に合意した上で契約に進むことが、安心して工事を任せるための鉄則です。

ポイント(3)契約前に確認すべき保証内容

業者との契約を交わす最後の段階で、必ず確認しておかなければならないのが、工事完了後の保証内容とアフターサービスです。万が一、施工後に不具合が発生した場合に、業者がどのような対応をしてくれるのかを事前に明確にしておくことが、長期的な安心感につながります。

多くの業者は独自の保証制度を設けていますが、内容や期間は異なるため、契約書に記載された保証内容を細部まで確認することが不可欠です。口頭での説明だけでなく、必ず書面で保証内容を確認しましょう。

特にチェックすべきなのは、保証の対象となる範囲と期間です。例えば、施工後数日してから壁紙が浮いたり剥がれたりした場合、それは施工不良として無償で手直しをしてもらえるのか、保証期間は1年間なのか2年間なのか、といった具体的な条件を明確に把握しておく必要があります。

一般的に、施工不良が原因の不具合は保証の対象となりますが、入居者の過失による傷や汚れ、建物の構造的な問題によるひび割れなどは対象外となることが多いです。また、作業中に誤って家具などを傷つけてしまった場合の損害賠償についても確認しておくと、より安心です。

多くの業者は万が一の事故に備えて損害賠償責任保険に加入しています。工事が終わった後のことまでしっかりと考えてくれる業者こそが、真に信頼できるパートナーです。契約書にサインをする前に、これらの保証内容をすべて確認し、納得した上で最終的な決定を下してください。

   
\全国最安値で即時対応!/
   無料でお見積りをする

まとめ

マンションのクロス張替え費用について、具体的なイメージは掴めたでしょうか。

この記事では、6畳で約3.5万円から、12畳で約5万円からといった部屋の広さ別の費用相場から、見積もりの内訳、追加費用が発生するケースまで詳しく解説しました。

費用を抑えるには、量産品クロスの活用や相見積もりが有効です。

また、管理組合への届け出や賃貸の原状回復など、マンション特有の注意点も重要です。

この記事を参考に、信頼できる業者を選び、予算内で満足のいくクロス張替えを実現させましょう。

   
\全国最安値で即時対応!/
   無料でお見積りをする

  |