【都営住宅】原状回復費用は払わなくてOK?免除の条件とは

2025年07月08日(火)

都営住宅の退去を前に、「原状回復の費用はいくらかかるのか」「できれば負担を免除してほしい」と不安に感じていませんか?

長年住んだ部屋だからこそ、どこまでが自己負担なのか分からず心配になりますよね。

都営住宅の原状回復には、経年劣化などを理由に費用が免除・軽減されるルールが存在します。

この記事では、自己負担とみなされる範囲の明確な線引きから、具体的な免除・減額制度、そして退去時の手続きの流れまでを分かりやすく解説します。

この記事を読めば、費用の不安から解放され、安心して新生活の準備を進められるはずです。

\全国最安値で即時対応!/
無料でお見積りをする

都営住宅の原状回復とは何か?

都営住宅の退去時にかかる「原状回復」の費用は、正しい知識があれば不当な請求を防ぎ、負担を大きく減らすことができます。この章では、都営住宅における原状回復の基本的な仕組みを3つのポイントに絞って紹介します。

  1. 原状回復の定義と具体的な修繕範囲
  2. 入居者が負担すべき費用と公社が負担する費用の区分
  3. 民間賃貸住宅との原状回復ルールの重要な違い

原状回復の定義と基本的な範囲

都営住宅の原状回復とは、退去時に住戸を修繕することですが、「入居時の状態に完全に戻す」という意味ではありません。重要なのは、損傷の原因に応じて費用を誰が負担するかが決まる点です。

民間賃貸住宅とは異なり、都営住宅の原状回復は、国のガイドラインやJKK東京の基準に基づき、経年変化や通常の使用による損耗の修繕費用は、原則として公社(貸主)が負担します。

入居者が費用を負担するのは、故意・過失による損傷や、通常の使用方法とはいえないような使用による損耗があった場合に限られます。これは、低廉な家賃で住宅を提供する公営住宅においても、民間賃貸住宅と同様の基本的な考え方が適用されるということです。

具体的な原状回復の範囲には、クロス(壁紙)の張替え、フローリングの補修や張替え、畳の表替え、襖や障子の張替え、各種設備の清掃や修理が含まれます。

また、入居後に個人で設置したエアコンや浴槽、風呂釜などの後付け設備については、撤去費用も入居者の負担となります。

ただし、生活保護世帯や低所得世帯に対しては、JKK東京などの公社で減免制度や分割払い制度が用意されている場合があるため、原状回復費用の免除や負担軽減を希望する方は事前に窓口へ相談するようにしましょう。

出典:JKK東京 修繕に関する問い合わせ

入居者負担と公社負担の内訳

都営住宅における原状回復費用の負担区分は、入居者の使用方法や損傷の原因によって決まります。

入居者負担となるのは、故意や過失による損傷、通常の使用を超える汚れや破損です。具体例として、壁に開けた穴や傷、タバコのヤニによる汚れ、カビの発生、ペットによる損傷、鍵の紛失による交換費用などが挙げられます。

一方、公社負担となるのは住宅の基本的な構造や設備に関わる部分で、入居者の使用方法に関係なく発生する損傷です。例えば、給排水管の老朽化による漏水、電気設備の正常使用での故障、建物構造部分のひび割れなどがこれに該当します。

また、日光による壁紙の変色(日焼け)や、家具の設置による床の軽微なへこみ、通常使用に伴うフローリングの摩耗などは、経年変化・通常損耗とみなされ、その修繕費用は公社の負担となります。

退去時の立ち合い検査では、どちらの負担になるかを担当者と明確に確認し、疑問点があれば遠慮なく質問することが大切です。経済的に困難な世帯は、この段階で減免制度の相談を行うことで、最終的な費用負担が免除、または軽減される可能性を探ることができます。

民間賃貸との原状回復の違い

都営住宅と民間賃貸住宅の原状回復ルールは、国のガイドラインに基づいているため、基本的な考え方に大きな違いはありません。

日焼けによる壁紙の変色、家具設置による床の軽微なへこみといった経年劣化や通常損耗は、どちらの場合も原則として貸主の負担です。しかし、「都営住宅はルールが厳しい」というイメージから、退去費用に不安を感じる方もいるかもしれません。

万が一、入居者の過失によって修繕が必要になった場合、例えば6畳間の壁・天井クロス(スタンダードグレード)の張替え費用は4万円から7万円程度が一つの目安になるでしょう。

ただし、経済的な事情で支払いが困難な場合でも、諦める必要はありません。生活保護世帯や低所得世帯には減免制度が用意されており、JKK東京などの公社窓口に相談すれば、原状回復費用の免除や分割払いが認められる可能性があります。

出典:リショップナビ「6畳の壁紙クロスを張り替える費用の相場!」

\全国最安値で即時対応!/
無料でお見積りをする

原状回復が免除される条件は?

退去費用を賢く抑えるための重要なポイントは、「原状回復が免除される条件」を正確に知っておくことです。この章では、都営住宅の原状回復費用が免除される主な4つのケースを詳しく解説します。

  1. 経年劣化による自然損耗で公社責任と認められる範囲
  2. 入居時から存在していた汚れや傷の証明ができる場合
  3. 建て替えや取り壊しが予定されている物件での退去
  4. 自然災害による損傷で特例措置が適用される場合

経年劣化による自然損耗の場合

都営住宅では、経年劣化や通常の使用による損耗(通常損耗)は、原則として公社(貸主)の負担となります。これらは入居者が費用を負担する必要がない、つまり「費用負担が免除される」ケースの代表例です。

具体的には、壁紙の日焼けやポスターの跡、家具の設置による床のへこみ、画鋲の穴などが通常損耗に該当します。さらに、給排水管の老朽化による漏水や、換気扇・給湯器などの設備の自然故障も、入居者の使い方に関わらないため公社の責任範囲です。

退去時の立ち合い検査では、損傷の原因が「入居者の使い方」によるものか、こうした「経年劣化・通常損耗」によるものかを担当者と明確にすることが極めて重要です。

公社が負担すべき費用を不当に請求されないよう、主張の根拠として入居中から写真などを記録しておきましょう。

入居時からの汚れや傷の場合

経年劣化とは別に、退去時の費用負担を確実に回避できるのが「入居する前から既にあった傷や汚れ」です。これらは、当然ながら現在の入居者には一切の責任がなく、修繕費用を負担する義務もありません。

しかし、その存在を証明できなければ、退去時に自分が付けた損傷として扱われ、不当な請求を受ける原因になりかねません。

このトラブルを防ぐ最も確実で重要な対策は、「入居日に、部屋の状態を公社担当者と一緒に書面と写真で記録し、証拠を残す」という行動です。

まず、公社から渡されるチェックリストには、どんな小さな傷や汚れ、設備の不具合も見逃さずに具体的に記入しましょう。同時に、壁や床、建具、水回りなど、気になる箇所はすべて日付がわかるように撮影します。

そして何よりも大切なのは、記入したチェックリストを担当者にもその場で確認してもらい、双方が合意した記録として控えを大切に保管することです。この一手間が、ご自身の身を守るための最強の盾となります。

出典:JKK東京 修繕費などの費用負担区分一覧表

建て替え・取り壊し予定物件

お住まいの都営住宅が建て替えや取り壊しの対象になった場合、退去時の原状回復は、原則として全額免除されます。

なぜなら、すぐに解体される建物に修繕を施しても意味がないため、公社側も費用を請求しないのが一般的だからです。これは、老朽化による建て替え計画や、地域の再開発などに伴う立ち退きといったケースが該当します。

通常、公社から建て替え計画の通知が事前に届き、その中で原状回復が不要である旨も案内されるでしょう。費用請求がないだけでなく、退去手続きそのものも簡略化される傾向にあります。

ただし、通知を受けたら、念のため「原状回復義務が免除される」という内容を書面で確認しておくと万全です。後々の心配事がなくなり、より安心して退去準備を進められます。

災害による損傷の特例措置

地震や台風、近隣の火災など、ご自身の責任ではない災害によって住宅が損傷した場合、その修繕費用は特例として免除される可能性があります。

これは、入居者にはどうすることもできない被害であり、公社側も被災した方の生活再建を支援する観点から、柔軟に対応してくれるためです。例えば、大地震による壁のひび割れや、台風で窓ガラスが割れたといったケースがこれに当たります。

ここで最も大切なのは、被害を受けた後の行動です。まず、被害に気づいたら速やかにJKK東京などの公社へ状況を報告してください。そして、「この損傷は災害が原因である」ことを証明するための証拠を準備しましょう。

具体的には、被害箇所の写真や、お住まいの自治体で発行される「被災証明書」が非常に有効です。これらの客観的な資料をきちんと揃えて提出することで、費用免除の特例措置が認められやすくなります。

\全国最安値で即時対応!/
無料でお見積りをする

原状回復費用の相場はどれくらい?

万が一、ご自身の不注意で修繕が必要になった場合、どのくらいの費用がかかるのかは誰もが気になるところです。この章では、不当な高額請求を見抜くためにも知っておきたい原状回復費用の相場を3つのポイントで紹介します。

  1. クロス・畳・襖の張替えにかかる具体的な費用とその節約方法
  2. 設備修繕や交換が必要な場合の費用相場と減額のポイント
  3. 清掃・ハウスクリーニング代の目安と自分でできる対策

クロス・畳・襖の張替え費用

都営住宅における内装の張替え費用は、住戸の広さや損耗の程度によって大きく変動します。

項目 費用相場
クロス張替え(6畳) 4万円~7万円
畳の表替え(1畳) 4千円~2万円
襖の張替え(1枚) 4千円~8千円
フローリング張替え(6畳) 14万円~20万円(高額)

ただし、軽微な汚れや小さな穴程度であれば、市販の補修材を使用したDIY修繕で数百円から数千円程度に抑えることが可能です。退去前の自主的な手入れによって張替え範囲を限定できれば、費用を大幅に削減できます。

出典:くらしのマーケットマガジン 畳の値段

出典:くらしのマーケットマガジン 襖張替え費用相場

出典:くらしのマーケットマガジン フローリング張替え費用相場

設備修繕・交換の費用相場

都営住宅で設備に関する費用が発生するのは、「ご自身で設置した設備の撤去費用」と「備え付けの設備を壊した場合の修繕費用」の2つです。

まず、エアコンや照明器具など、入居後にご自身で設置したものは、退去時に責任をもって撤去する必要があり、その費用は自己負担となります。例えば、エアコンの標準的な撤去工事は5千円~1万円程度が相場です。

次に、備え付けの設備については故障の原因が重要なポイントになります。普通に使っていて自然に壊れた場合、その修理・交換費用は公社の負担となり、入居者が支払う必要はありません。

一方、入居者の不注意や誤った使い方で壊してしまった場合は、自己負担での修繕が必要です。その場合の費用目安として、ガス給湯器の交換で3万円~8万円、換気扇の交換で7千円~3万円程度がかかることがあります。

退去時の立ち合いでは、故障の原因が経年劣化なのか、ご自身の過失なのかを明確にすることが大切です。経年劣化による故障の可能性が高い場合は、公社の負担となるべき点をしっかりと主張し、不当な費用を請求されないように注意しましょう。

出典:くらしのマーケットマガジン エアコン取り外し費用相場

出典:くらしのマーケットマガジン 給湯器交換費用相場

出典:くらしのマーケットマガジン 換気扇交換の費用相場

清掃・ハウスクリーニング代

都営住宅の退去時におけるハウスクリーニング費用は、住戸の広さと汚れの程度によって決まります。

間取り 費用相場
1K / 1DK 1.5万円~4万円
2DK / 2LDK 3万円~6万円
3DK以上 6万円~10万円

しかし、入居者が退去前に丁寧な清掃を行うことで、この費用を大幅に削減することが可能です。キッチンの油汚れ除去、浴室のカビ取りなどは自分で対応でき、これらを事前に行うことで数万円の節約効果が期待できます。

退去の1か月前から計画的に清掃作業を進め、どうしても落ちない頑固な汚れのみプロに依頼する方法が効果的です。経済的に困難な場合は、他の修繕費用に関する減免制度の相談と併せて、清掃費用の分割払いについても公社窓口で交渉してみましょう。

出典:くらしのマーケットマガジン ハウスクリーニングの費用相場

\全国最安値で即時対応!/
無料でお見積りをする

原状回復費用を安く抑えるには?

原状回復費用は、退去時の立ち合いで決まるわけではありません。入居したその日から、あなたの行動ひとつで費用を大きく抑えることができます。ここでは、費用を安く抑えるための3つの実践的な方法を解説します。

  1. 入居時の状態確認を徹底して既存損傷の記録を残す重要性
  2. 日常生活で実践できるメンテナンスで大きな損傷を予防する方法
  3. 退去前に自分で行える効果的な清掃でプロ費用を削減する手法

入居時の状態確認の重要性

都営住宅への入居時に部屋の状態を詳細に記録することは、退去時の原状回復費用を抑える最も重要な対策です。入居時から存在していた汚れや傷については現在の入居者に責任がないため、適切な記録があれば原状回復免除の対象となります。

入居日には必ずスマートフォンで各部屋の壁、床、天井を撮影し、クロスの破れ、床の傷、設備の故障などを記録しましょう。公社から提供されるチェックリストには発見した不具合を詳細に記載し、担当者のサインをもらうことが大切です。

撮影した写真には日付を入れ、チェックリストと一緒に退去時まで大切に保管してください。この記録は退去時の立ち合い検査で、既存損傷分の費用負担を回避する根拠として活用できます。

日常的なメンテナンスのポイント

都営住宅での生活において月1回程度の定期的なメンテナンスと日常的な注意により、退去時の原状回復費用を大幅に削減することができます。

浴室では入浴後の水気除去と換気を徹底し、カビの発生を予防しましょう。キッチンでは調理後すぐに油汚れを清拭し、コンロ周りの汚れ蓄積を防ぐことが重要です。壁に穴を開けないよう画鋲の代わりに粘着フックを使用し、エアコンフィルターは月1回清掃して機器の負担を軽減します。

これらの日常メンテナンスを習慣化することで、退去時の費用負担を最小限に抑えることが可能です。

退去前の効果的な清掃方法

都営住宅から退去する際は、1か月前から計画的に清掃を行うことで、ハウスクリーニング費用を数万円単位で削減できます。通常の清掃で落とせる汚れについては入居者の責任とされており、プロのクリーニングが必要な状態で退去すると高額な費用が請求されるため、事前の自主清掃が重要です。

キッチンでは重曹とクエン酸を使って油汚れとコンロ周りを徹底的に清掃し、浴室ではカビ取り剤でタイル目地とパッキンの汚れを除去します。床は中性洗剤でフローリングや畳を拭き掃除し、窓はアンモニア系洗剤でガラスと窓枠を清拭しましょう。

自主清掃で落ちない頑固な汚れのみプロに依頼することで、清掃費用を最小化できます。

\全国最安値で即時対応!/
無料でお見積りをする

退去時の手続きで気をつけることは?

退去手続きは、ただ部屋を明け渡すだけではありません。費用負担を左右する重要な交渉の場でもあります。この章では、退去時に必要な手続きと注意すべきポイントを3つのステップに沿って紹介します。

  1. 住宅返還届提出時の必要書類と事前準備のポイント
  2. 現地確認で有利に進めるための交渉術と記録方法
  3. 保証金計算の仕組みと不服申し立ての手順

住宅返還届の提出時に必要な書類と準備

都営住宅の住宅返還届を提出する際は、単に届出書を出すだけでなく、減免制度申請に必要な書類を同時に準備することが重要です。

必要書類として、給与明細や年金受給証明書などの収入証明書、生活保護受給証明書、世帯全員の住民票、通帳の写し、医療費や介護費の領収書などがあります。これらの書類は発行に時間がかかる場合があるため、退去が決まった段階で早めに準備を始めましょう。

書類準備と併せて、減免制度の適用条件を満たしているかチェックリストで確認し、該当する支援制度があれば同時に申請することで手続きの効率化が図れます。

現地確認で不利にならないための対策

都営住宅の退去時立ち合い検査では、事前の準備と当日の対応により、原状回復費用を大幅に削減できる可能性があります。

検査前には入居時の写真と現在の状態を比較できるよう整理し、疑問のある箇所については付箋などで印をつけておきましょう。立ち合い当日は必ず入居時記録を持参し、既存損傷と新たな損傷を明確に区分できるよう準備します。

公社担当者との協議では、損傷の原因について冷静に説明し、経年劣化によるものか入居者の責任によるものかを慎重に判断してもらうことが重要です。検査中に納得できない判定があった場合は、その場で署名せず、後日再検討を求めることも可能です。

保証金計算の仕組みと異議申し立て

都営住宅の保証金は、退去時の原状回復費用に充当され、費用が保証金を下回れば差額が返還、上回れば追加請求となります。保証金の正確な金額は、入居時にお渡しする『請書』などの契約書類で確認できます。

もし費用算定に納得できない場合は、JKK東京に対して書面で正式に異議を申し立てることが可能です。

申し立ての具体的な手続きや提出期限については、送付される費用算定通知書に明記されています。通知書の内容をよく確認し、不明な点があれば、まずは記載されている担当窓口に速やかに問い合わせて説明を求めましょう。申し立て後は再査定が実施され、必要に応じて専門業者による再見積もりも行われます。

\全国最安値で即時対応!/
無料でお見積りをする

費用が払えないときの対処法は?

万が一、原状回復費用が高額になり、どうしても支払えない場合でも、決して一人で抱え込まないでください。利用できる公的な支援制度や相談窓口があります。ここでは、費用が払えないときに頼れる3つの選択肢を詳しく解説します。

  1. 都営住宅管理事務所での減免制度相談と申請手続きの方法
  2. 分割払い制度を活用した月々の負担軽減策
  3. 住居確保給付金などの公的支援制度の申請手順

都営住宅管理事務所への相談

原状回復費用の支払いが困難な場合、最初に取るべき行動はJKK東京お客さまセンター(ナビダイヤル:0570-03-0071)や、お住まいの地域を管轄する公社募集センター・窓口センターへ相談することです。

生活保護世帯や低所得世帯、高齢者や子育て世帯に対しては特別な減免制度が用意されており、収入状況や世帯の状況に応じて原状回復費用の一部または全額が免除される可能性があります。

相談時には収入証明書、生活保護受給証明書、世帯全員の住民票、医療費や介護費の領収書などを準備しましょう。相談は無料で、秘密も厳守されるため、経済的困難を恥ずかしがる必要はありません。

早めに相談することで、減免制度の対象となるかを詳しく検討してもらえるだけでなく、他の支援制度と組み合わせた総合的な解決策を一緒に探してもらえます。

分割払い制度の活用方法

都営住宅の原状回復費用について一括払いが困難な場合、公社との直接交渉により分割払い制度を活用することができます。分割払いの条件は個別の支払い能力に応じて柔軟に設定され、長期分割も検討されます。

申請手続きとして、まず公社窓口で家計の状況を詳細に説明し、月々の支払い可能額を具体的に提示します。

この際、収入証明書、支出明細、家計簿などの資料を準備することで、現実的な支払い計画の提案が可能になります。

分割払いが承認された場合は必ず書面で支払い条件を確認し、指定された期日に確実に支払いを行うことが重要です。支払いが滞ると一括請求に変更される可能性があるため、無理のない計画を立てることが大切です。

\全国最安値で即時対応!/
無料でお見積りをする

高額請求トラブルが起きた場合は?

もし、退去時に「こんなに高いはずがない」と感じる請求書が届いても、慌てて支払う必要はありません。この章では、そうした高額請求トラブルに巻き込まれた際の具体的な対処法を3つ解説します。

  1. 不当請求を見分けるためのチェックポイントと具体的な対応手順
  2. 消費者ホットラインや自治体の無料相談窓口の効果的な活用方法
  3. 弁護士や行政書士など専門家に依頼すべきタイミングと費用対効果

不当請求の見分け方と対応手順

都営住宅の原状回復で高額請求を受けた場合、まずは請求内容が妥当かを冷静に検証することが重要です。都営住宅でも経年劣化は公社負担が原則であり、入居者が負担するのは故意・過失による損傷のみです。請求項目を詳細に確認しましょう。

不当請求の典型例として、「壁紙の日焼けや家具の跡など、本来は公社が負担すべき経年劣化・通常損耗の修繕費」が挙げられます。その他、入居時から存在した損傷の修繕費や、不当に高額な単価での請求も含まれます。

対応手順として、まず請求書の詳細な内訳を書面で要求し、入居時に撮影した写真や記録と照合します。次に、公社が示す単価や工事範囲が適正かを確認し、疑問のある項目については書面で異議申し立てを行います。

JKK東京などの公社との再協議では、公社負担となるべき項目について、事実に基づいた客観的な根拠を示して冷静に主張することが大切です。

無料相談窓口の活用方法

原状回復費用の高額請求に困った場合、経済的負担なく専門的なアドバイスを受けられる無料相談窓口を積極的に活用しましょう。

主な相談先として、消費者ホットライン(188)は全国共通の番号で最寄りの消費生活センターに接続され、不当請求や契約トラブルについて専門相談員が対応してくれます。

法テラス(0570-078374)では法律問題の相談窓口案内を行っており、経済的に困難な方向けの無料法律相談制度も紹介してくれます。各自治体でも月1回程度の無料法律相談を実施しており、弁護士から直接アドバイスを受けることができます。

相談時には契約書、請求書、立ち合い検査記録、入居時写真、収入証明書などを準備し、問題点を整理してから臨むことが重要です。

専門家への依頼タイミング

無料相談でも解決が困難で、公社との協議が決裂した場合は、弁護士や行政書士への依頼を検討する段階となります。

専門家依頼を検討すべきケースとして、請求額が50万円以上の高額な場合、減免制度の適用が不当に拒否された場合、契約内容や立ち合い検査に重大な疑義がある場合、公社が再協議に応じない場合などがあります。

ただし、専門家の介入により法的根拠に基づいた適切な解決が期待できる一方、依頼費用が発生するため費用対効果を慎重に判断することが重要です。

経済的に困難な世帯には法律扶助制度があり、月収18万円以下などの所得基準を満たせば弁護士費用の立替えが可能です。請求額と依頼費用を比較して、経済的メリットがある場合に限って依頼を検討することが現実的です。

\全国最安値で即時対応!/
無料でお見積りをする

まとめ

本記事では、都営住宅の原状回復費用と免除の条件について解説しました。

最も重要なポイントは、経年劣化による自然な損耗は原則として入居者の負担にはならないということです。この基本的な考え方は、都営住宅だけでなく、多くの市営住宅といった公営住宅においても共通です。

退去時の費用に不安を感じたら、まずはJKK(東京都住宅供給公社)の窓口や管理事務所に相談しましょう。支払いが困難な場合は分割払い制度を利用できる可能性もあります。

不当な高額請求などのトラブルを避けるためにも、本記事で解説した負担区分や手続きの流れを理解し、冷静に対応することが大切です。

正しい知識を身につけ、計画的に準備を進めることで、安心して新生活への一歩を踏み出せます。

\全国最安値で即時対応!/
無料でお見積りをする

  |