リビング壁紙で人気の柄は?初心者でも後悔しない選び方のコツ

2025年12月10日(水)

「リビング壁紙で人気のデザインを選んだのに、実際に貼ったら部屋に合わなかった……」そんな後悔をしたくないあなたへ。

サンゲツやリリカラの定番柄から、ペット対応の機能性クロス、賃貸でも安心なはがせるタイプまで、床色や採光に合わせた選び方を知れば失敗は防げます。

インテリア全体との調和を考えるなら、色合いや質感のチェックも欠かせません。

DIYと業者依頼の費用差、サンプル確認の3つの時間帯チェック、アクセントクロスで安っぽく見せないコツなどを紹介します。

この記事では、共働きファミリーでも短時間で「外さない一枚」を見つけられる具体的な方法をすべて公開します。

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リビング壁紙の人気トレンドとは?

リビングの壁紙を変えたいけれど、どんなデザインが人気なのか分からないとお悩みではありませんか。

この章では、最新のデザイントレンドから定番の人気スタイルまで、今のリビング壁紙の潮流を分かりやすく解説します。

  1. 最新のデザイン傾向
  2. 人気上位の共通点
  3. 北欧・韓国風などの定番スタイル

トレンド(1)最新のデザイン傾向

リビング壁紙におけるデザインの大きな流れは、自然との調和やサステナビリティを意識したスタイルが主流です。

例えば、植物由来の原材料を使った「バイオクロス」のような環境に配慮した製品が注目されており、色合いもベージュやアースグリーンといった、心が安らぐ自然由来のカラーに人気が集まっています。

デザインの具体的な傾向として、大手メーカーが発表した最新の人気ランキング調査では、リアルな質感を表現した石目調の壁紙が上位を独占しました。

特にグレーやグレージュといった、どんなインテリアにも合わせやすいニュアンスカラーが安定した支持を得ている状況です。

具体例を挙げると、コンクリート風のデザインは、その絶妙な色ムラがおしゃれな雰囲気を作り出し、ナチュラルモダンな空間を演出する上で重要な選択肢となっています。

また、木の節までリアルに表現された木目調のデザインは、温かみのあるナチュラルインテリアにぴったりで、根強い人気を誇ります。

「自分らしく快適に過ごせる空間にしたい」というニーズが高まり、デザイン性だけでなく、抗ウイルスや防汚、消臭といった暮らしを快適にする機能性壁紙も定番の人気商品となりました。

トレンド(2)人気上位の共通点

人気を集めるリビング壁紙には、どのような共通点があるのでしょうか。

その答えは、「シンプルで質感豊か」そして「どんなインテリアにも馴染む」という汎用性の高さにあります。

リビングは家族が多くの時間を過ごす大切な場所であり、将来の家具の配置換えやライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる、飽きのこないデザインが選ばれる傾向が強いです。

具体的には、白、グレー、ベージュ、グレージュといったニュートラルカラーが、幅広いインテリアスタイルに合わせやすい定番として支持されています。

加えて、視覚的な心地よさを生む「質感」も非常に重視されるポイントです。

光沢を抑えたマットな仕上げや、布地のような織物調、光の当たり方で陰影が生まれるエンボス加工など、視覚的に柔らかさを演出する工夫が凝らされています。

まるで本物の素材のような、リアルな凹凸感のあるタイプが増えているのも近年の特徴でしょう。

さらに、日々の暮らしに役立つ機能性の高さも共通点として挙げられます。

表面強度が高く傷つきにくい、汚れ防止、防カビといった実用的な機能は、特に小さなお子様やペットのいるご家庭で重宝されます。

また、DIYに挑戦したい層からは、初心者でも扱いやすいシールタイプや生のり付きタイプの壁紙が絶大な支持を集めていることも、見逃せないトレンドです。

トレンド(3)北欧・韓国風などの定番スタイル

SNSで人気の韓国インテリアと、定番の北欧インテリアは、どちらもリビング壁紙選びで参考にされることが多い人気のスタイルです。

両者は自然素材や淡い色使いを基本とする点は共通していますが、色のコントラストやアクセントの加え方で、全く異なる雰囲気が生まれます。

まず、韓国インテリアは、まるでおしゃれな韓国のカフェを思わせるスタイルが特徴です。

白やアイボリー、ベージュを基調とし、全体の色のコントラストは弱めにまとめます。

壁紙自体はごくシンプルに抑え、アクセントとしてくすみカラーなどの淡い色を少し加えるのがポイントです。

ラタンやリネン、木材といった天然素材の家具や、キャンドル、ドライフラワーといった小物で個性をプラスすることで、温かみのある空間が完成します。

一方、北欧インテリアは、同じく白を基調としながらも、黒やイエローといった強めの色をアクセントに使い、はっきりとしたコントラストをつけます。

グレーやブルーといった、少しクールなイメージの色を取り入れることも多いです。

マリメッコに代表されるような、鮮やかな北欧テキスタイルのファブリックパネルを飾るのも定番の手法です。

植物や鳥といった自然をモチーフにした、緻密で美しいデザインも人気で、壁紙の一部分にアクセントクロスとして取り入れる方法なら、賃貸住宅でも気軽に挑戦できるでしょう。

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失敗しない壁紙の選び方

せっかく壁紙を選ぶなら、絶対に失敗したくないとお考えではないでしょうか。

この章では、後悔しないための壁紙選びの具体的な方法を、採光やインテリアとのバランス、機能性、最終確認の4つの視点から詳しく解説します。

  1. 採光×色の合わせ方で部屋の印象を最適化する方法
  2. 床・家具との色調整でバランスの取れた空間を作るコツ
  3. 機能性壁紙の種類と生活シーンに合わせた選び方
  4. 大判サンプルの確認手順で後悔を防ぐポイント

選び方(1)採光×色の合わせ方

リビングの壁紙選びで意外と見落としがちなのが、部屋の「方角」、つまり自然光の入り方です。

これを考慮して色を調整することが、失敗しないための重要な最初の判断基準となります。

例えば、光が入りにくく少しひんやりと感じがちな北向きのリビングは、ベージュやアイボリーといった暖色系の壁紙で温かみをプラスしてあげるのがおすすめです。

逆に、一日を通して自然光が豊富な南向きのリビングでは、グレージュやブルー系の少しクールな色合いを選んでも、部屋全体が明るく見えます。

また、東向きの部屋は午前中に光が強く、午後は暗くなるため中間色の壁紙が安定しやすく、西日の影響を強く受ける西向きの部屋は、赤みを抑える青みがかったグレー系を選ぶと色のバランスが取りやすいでしょう。

照明との組み合わせも非常に重要で、青白く爽やかな昼白色の照明下では、壁紙もやや青みがかって見えるため温かみのある色で補正するのがポイントです。

一方で、オレンジがかった温かい電球色の照明下では、壁紙も黄みが強調されるため、グレージュやオフホワイトが美しく調和します。

窓の方角は変えられませんが、壁紙の色を味方につけることで、部屋の印象は大きくコントロールできるのです。

選び方(2)床・家具との色調整

お気に入りの壁紙を見つけても、それだけで決めてしまうのは少し待ってください。

床やドア、今ある家具と調和してこそ、理想の空間は完成します。

部屋全体の色合いを考える上で基本となるのが、床の色です。

例えば、ダークブラウンなど濃い茶系の床には、ベージュ系の壁紙を合わせると、温もりがあり調和の取れた空間になります。

一方、モダンな印象のこげ茶や無彩色の床には、グレー系の壁紙や淡い色の壁紙を選ぶと、開放感を演出できるでしょう。

そして、近年人気の白い床には、同じく白系の壁紙で統一感を出したり、少しグレーがかった壁紙を選んだりすると、家具や家電の色を引き立てる上品な空間に仕上がります。

天井の色も忘れてはならない要素です。

一般的に、「床→壁→天井」の順に色を明るくしていくと、天井が高く見え、空間に開放感が生まれます。

逆に、天井をあえて暗い色にすると、籠もり感のある落ち着いた雰囲気を作り出すことも可能です。

もし複数の色を使う場合は、部屋全体で3色までに絞り、最も薄い色の面積の割合を多くすると、まとまりのある美しいインテリアが実現します。

選び方(3)機能性壁紙の種類

「デザインも大事だけど、日々の暮らしやすさも譲れない」という方のためにあるのが「機能性壁紙」です。

ペットや小さなお子様との暮らし、在宅ワークといった生活シーンに合わせて選ぶことで、見た目の美しさと快適さを両立できます。

以下に代表的な機能と、その効果をまとめました。

機能の種類 主な効果と特徴
汚れ防止・表面強化 表面にフィルムがラミネートされており、汚れが拭き取りやすいのが特徴です。
お子様の落書きや食べこぼしにも強く、リビングや廊下に最適です。
一般的なビニル壁紙と比較して、表面強度が高いことも示されています。
ペット対応
(スーパー耐久性)
表面の特殊なフィルム加工により、犬や猫のひっかき傷に抜群の強さを発揮します。
その強度は、メーカーの試験によると一般的なビニル壁紙の約10倍とも言われており、ペットのいるご家庭には心強い選択肢となります。
消臭・抗菌 壁紙の表面に配合された消臭剤が、生活臭やペット臭の原因となる物質を吸着・分解します。
また、抗菌・抗ウイルス機能を持つ壁紙は、表面に付着した特定のウイルスを24時間で99%以上低減させる効果が報告されており、家族が健やかに過ごす空間づくりに貢献します。
調湿・防カビ 室内の湿度に応じて、湿気を吸収・放出する機能があります。
結露やカビの発生を抑制する効果が期待できるため、湿気が多い日本の気候に適した人気のタイプです。

これらの機能性壁紙は、通常の壁紙に比べて施工費が少し割高になる場合があります。

そのため、汚れやすい腰壁の部分だけに使用するなど、場所を限定して採用するのもコストを抑える賢い方法です。

選び方(4)大判サンプルの確認手順

壁紙の候補がある程度絞れてきたら、最後の砦とも言えるのが「大判サンプルでの最終確認」です。

これを実行するかどうかで、仕上がりの満足度が大きく変わると言っても過言ではありません。

なぜなら、色には「面積効果」という性質があり、面積が大きくなるほど明るく鮮やかに見えるためです。

手のひらサイズのサンプルと、壁一面に貼った時とでは、色の印象が全く違って見えることがよくあります。

後悔しないために、必ずA4サイズ以上の大判サンプルを取り寄せ、以下の手順でチェックしましょう。

まず、リフォームを予定している実際の壁に、マスキングテープなどでサンプルを貼り付けます。

そして、最低でも24時間はそのままにして、見慣れた状態での印象を確認することが重要です。

特にチェックすべきなのは、時間帯による見え方の違いです。

朝の自然光、昼の照明をつけた状態、夕方の西日、そして夜の照明のみという、少なくとも4つの異なる光の条件下で色合いや質感がどう変化するかを観察してください。

さらに、サンプルを床材やカーテン、ソファなどに直接重ねてみて、全体の調和が取れているかを写真に撮って客観的に確認するのも有効な方法です。

この最終確認は少し手間に感じるかもしれませんが、時間をかけて慎重に選ぶことで、長く愛せるリビング空間が実現します。

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人気デザイン別の特徴と効果

人気の壁紙デザインには、それぞれ得意な空間演出や視覚効果があります。

この章では、定番として人気の高い以下の4つのスタイルを取り上げ、それぞれの特徴を詳しく解説します。

  1. 無地系で広く見せる効果と選び方のコツ
  2. 木目調で温かみを出す演出テクニック
  3. レンガ調でカフェ風にする際のポイント
  4. 大理石調で高級感を出す活用法

特徴(1)無地系で広く見せる

無地の壁紙、特にグレージュやオフホワイト、淡いグレーといった色は、空間を広く見せる効果が高く、失敗が少ない定番として絶大な人気を誇ります。

柄による視覚的な圧迫感がないため、リビングのような広い面積で使っても統一感を保ちやすく、天井が低い部屋やコンパクトな空間でも開放感を演出できるのが最大のメリットでしょう。

例えば、床の色がダークブラウンのリビングに、明るめのグレージュを壁全面に採用すると、床との明るさの差で天井が高く見える効果が期待できます。

また、光が入りにくい北向きの部屋でも、温かみのあるオフホワイトを選ぶことで、空間全体を明るく見せることが可能です。

無地と一言でいっても、その質感は多種多様です。

近年は、光沢を抑えたマットな質感の塗り壁風デザインが特に支持されています。

細かなエンボス加工が施されたものは、壁紙の継ぎ目や下地の凹凸を目立ちにくくする効果もあり、DIY初心者でも美しい仕上がりを実現しやすいという利点があります。

もし8畳以下のリビングや賃貸物件でDIYに挑戦する場合は、真っ白よりもわずかに色味のついたグレージュやオフホワイトを選ぶと、安っぽさを回避し、上質で落ち着いた雰囲気を演出しやすいのでおすすめです。

特徴(2)木目調で温かみを出す

本物の木のような自然な質感と温かみが魅力の木目調壁紙は、北欧スタイルやナチュラルなインテリアを目指すなら、まさにうってつけのデザインです。

木目は視覚的にリラックス効果をもたらすとも言われており、家族が集まるリビングに安らぎと心地よさを与えてくれます。

リビングの壁全面に貼るよりも、テレビの背面やソファの後ろの壁など、視線が集まる一面にアクセントとして取り入れるのが効果的です。

アクセントとして一面に用いるだけで、リビング全体にぬくもりと、モデルルームのような上質感が生まれます。

在宅ワークでオンライン会議をする際の背景としても、上品で主張しすぎないため好印象を与えられるでしょう。

木目調壁紙を選ぶ際は、床のフローリングとの色合わせが重要なポイントです。

床がナチュラルブラウンの場合、壁に使う木目は床の色より1〜2トーン明るいものを選ぶと、圧迫感なく空間に馴染みます。

また、木の節が控えめなデザインを選ぶと、より洗練された上品な印象を保てます。

逆に、ヴィンテージ感のあるスタイルを目指すなら、ウォールナット系のダークな木目調が効果的でしょう。

アイアン素材の家具や革張りのソファと組み合わせることで、落ち着いたカフェのような空間を演出できます。

特徴(3)レンガ調でカフェ風にする

レンガ調やコンクリート調の壁紙は、憧れのカフェやおしゃれなショップのような、洗練された空間作りにおける強い味方です。

モダン、インダストリアルといったスタイルと特に相性が良く、リビングの一面に貼るだけで、個性的でありながら長く愛せる空間が完成します。

特にコンクリート調やモルタル風のデザインは、近年のトレンドから定番へと定着しつつある人気のスタイルです。

表面のざらっとした質感や、絶妙な色ムラがおしゃれな印象を与え、他の壁をシンプルな白にすることで、その素材感が一層引き立ちます。

テレビの背面にグレー系のコンクリート調を貼ると、画面の光の反射を抑える効果も期待でき、黒いテレビやスピーカーといったAV機器が空間に引き締まって見えるでしょう。

一方、レンガ調のデザインは、より温かみがあり、可愛らしい雰囲気づくりに向いています。

清潔感のあるホワイトレンガをキッチンカウンターの下やダイニングスペースの壁に貼れば、北欧のカフェのような明るく心地よい空間を演出できます。

これらのデザインは柄の主張が強いため、貼る面積を限定することが成功の秘訣です。

リビングの壁全面に使うのではなく、必ず視線が集まる一面に絞ってアクセントとして活用してください。

特徴(4)大理石調で高級感を出す

大理石調や石目調の壁紙は、ラグジュアリーで洗練された印象を与えるための効果的な選択肢です。

ホテルのような非日常感や、上質な空間を目指す際に、その効果を最大限に発揮します。

大理石特有の自然な模様と上品な光沢感は、空間に高級感をもたらし、特に玄関ホールやリビングの一部分に採用することで、住まいのグレード感を大きく向上させることができるでしょう。

例えば、エントランスから続く壁の一面に白い大理石調の壁紙を貼ると、訪れた人にまるでホテルのロビーのような格調高い第一印象を与えることが可能です。

ただし、白い大理石は視覚的にクールで冷たい印象を与えやすいという側面もあります。

そのため、リビングで使う場合は、木製の家具やベージュ系のソファ、暖色系の間接照明などを組み合わせ、空間に温かみをプラスする工夫が重要です。

このデザインも、貼る位置と面積のバランスが成否を分けます。

リビングの壁全面に使用すると、落ち着きのない空間になりがちなので避けるのが賢明です。

テレビの背面やソファの後ろ、壁に作られた飾り棚であるニッチの内部、あるいは梁の下など、ポイントを絞って使うことで、その高級感を効果的に際立たせることができます。

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アクセントクロスはどの面に貼る?

お気に入りのデザインを部分的に取り入れるアクセントクロスですが、どの壁に貼るのが正解なのか悩む方も多いのではないでしょうか。

この章では、貼る場所によって部屋の印象がどう変わるのか、定番の場所から意外なスペースまで、効果的な使い方を詳しく解説します。

  1. TV背面とソファ背面の使い分けと、それぞれに適したデザイン
  2. 梁・ニッチなど小面積でも効果的にアクセントを加える方法
  3. 反射と肌映りを考慮した色選びと照明の関係

場所選び(1)TV背面とソファ背面の使い分け

テレビ背面とソファ背面は、リビングで最も視線が集まりやすく、アクセントクロスを貼る場所として人気です。

しかし、それぞれに求められる役割が異なるため、目的に応じた壁紙選びが重要です。

まず、テレビ背面は、長時間テレビを視聴する際の快適性を考慮する必要があります。

そのため、光の反射を抑えるダークトーンの壁紙や、表面に凹凸のあるデザインが適しています。

例えば、壁全面を白で統一するよりも、テレビの背面だけをワントーン暗いグレーにすると、画面とのコントラストが和らぎ、目が疲れにくくなる効果が期待できるでしょう。

また、タイル調や塗り壁風、木目調といった凹凸のある壁紙を選ぶと、ダウンライトなどの照明による陰影が美しく浮かび上がり、趣のある上質な空間を演出できます。

一方、ソファ背面は、家族がくつろぎ、会話を楽しむ空間の背景となる場所です。

そのため、空間全体を明るく見せ、人の顔色を健康的に見せる効果のある、中間的な明るさの色がおすすめです。

在宅ワークでオンライン会議の背景として使用する場合も、ベージュ系やくすみブルーといった落ち着いた色合いであれば、上品で主張しすぎない知的な印象を与えられます。

場所選び(2)梁・ニッチなど小面積の活用

アクセントクロスは、必ずしも壁一面に貼る必要はありません。

お部屋の梁や柱、あるいは壁をくり抜いて作られた飾り棚であるニッチといった小さなスペースにこそ、個性を発揮するセンスの見せどころです。

リビングの壁全面に柄物の壁紙を貼るのは、コストもかかり、失敗したときのリスクも高くなります。

しかし、梁やニッチといった小面積であれば、比較的低コストで挑戦でき、もし失敗しても修正が容易です。

この方法は、特にDIY初心者や賃貸住宅にお住まいの方にとって、安全にインテリアを楽しむための賢いアプローチと言えるでしょう。

例えば、玄関ホールにあるニッチの内部に、深みのあるブルーの壁紙を貼り、上から間接照明で照らすだけで、小さなスペースがまるで美術館の一角のような、上質で印象的な空間に生まれ変わります。

また、リビングの天井を横切る梁の部分だけにダークグレーや木目調の壁紙を貼ると、空間に視覚的なメリハリが生まれ、天井の高さを強調する効果も期待できます。

まずは小さな面積から始めてみて、壁紙がもたらす変化を楽しむことからスタートするのがおすすめです。

場所選び(3)反射と肌映りの注意点

壁紙の色は、照明の種類や光の当たり方によって見え方が大きく異なります。

特にアクセントクロスのように色のついた壁紙を選ぶ際は、光による影響を事前に考慮することが、失敗を防ぐための重要なポイントです。

一般的に、壁紙の色は、自然光の下で見るよりも、夜間の室内照明の下で見た方が赤みが強く見える傾向があります。

そのため、サンプルで確認する際は、必ず実際に貼る部屋で、異なる時間帯や照明環境下でチェックしましょう。

また、壁紙の「光沢」にも注意が必要です。

光沢の強い壁紙は、照明や窓からの光を強く反射するため、部屋が華やかに見える一方で、壁紙の継ぎ目や下地の凹凸が目立ちやすくなるというデメリットがあります。

リビングのようにリラックスしたい空間では、反射を抑えるマットな仕上げの壁紙や、凹凸のあるエンボス加工が施された壁紙を選ぶのがよいでしょう。

鮮やかすぎる赤や緑の壁紙は、その色が人の肌に反射して顔色が悪く見えてしまうことがあります。

団らんのスペースには、ベージュやアイボリー、淡いアースカラーなど、肌の色と馴染みが良い、健康的で穏やかな印象を与える色がおすすめです。

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リビング壁紙のメリット

リビングの壁紙を張り替えると、どんな良いことがあるのでしょうか。

この章では、単におしゃれになるだけではない、壁紙リフォームがもたらす3つの大きなメリットを解説します。

  1. 空間イメージを一新できる効果とコストパフォーマンス
  2. 汚れ・傷を目立ちにくくできる機能性壁紙の実力
  3. 消臭・抗菌などの機能を付加できる生活の質向上効果

メリット(1)空間イメージを一新できる

壁紙を張り替える最大のメリットは、部屋のイメージを手軽に、そして劇的に一新できる点です。

壁は部屋の中で最も大きな面積を占めるため、その色やデザインを変えるだけで、まるで新しい部屋に引っ越したかのような新鮮な気持ちを味わえるでしょう。

例えば、長年使って少し黄ばんでしまった白い壁紙を、明るいオフホワイトやグレージュに張り替えるだけで、リビング全体が明るく、広く感じられるようになります。

これにより、これまで使ってきた家具やインテリア雑貨の存在感も一層際立ちます。

また、壁の一面だけをアクセントクロスに変えるだけでも、空間の雰囲気は大きく変わるものです。

テレビの背面に木目調を貼ればカフェ風に、ソファの背面にコンクリート調を貼ればモダンなスタイルに、といったように多様なインテリアを手軽に実現できます。

最近では、賃貸住宅でも安心して使える「はがせる壁紙」の種類も豊富です。

原状回復の心配なく空間のイメージチェンジを楽しめるため、DIY初心者でも気軽に挑戦できる点は、大きな魅力です。

メリット(2)汚れ・傷を目立ちにくくできる

表面に特殊な加工が施された機能性壁紙を選ぶことで、日々の暮らしでつきものの、壁の汚れや傷に関する悩みを大幅に軽減できます。

小さなお子様がいるご家庭では、壁への落書きや食べこぼしの汚れは日常茶飯事かもしれません。

しかし、表面にフィルム加工が施された「汚れ防止」機能付きの壁紙なら、水拭きや中性洗剤でサッと拭き取るだけで、簡単に汚れを落とすことが可能です。

これにより、日々の掃除の手間が省け、いつでも清潔なリビングを保てます。

また、犬や猫などのペットと暮らしているご家庭にとっては、爪によるひっかき傷が悩みの種でしょう。

一般的な壁紙よりも表面強度を高めた「表面強化」タイプの壁紙を選べば、傷がつきにくく、美しい壁の状態を長く維持できます。

壁紙を張り替えるタイミングでこれらの機能性壁紙を選択することは、未来のメンテナンスコストを抑えることにもつながります。

つまり、初期投資を少し上乗せするだけで、長期的に見て経済的なメリットも得られるのです。

メリット(3)消臭・抗菌などの機能を付加できる

壁紙には、デザイン性だけでなく、住まいの空気環境を整え、暮らしの質を高める機能を付加できるというメリットもあります。

リビングは家族が長時間過ごすだけでなく、食事をしたり、時にはペットがくつろいだりと、さまざまな生活臭が発生しやすい場所です。

「消臭」機能を持つ壁紙は、表面に配合された成分が、気になるニオイの原因物質を吸着・分解し、室内の空気をクリーンに保つ手助けをしてくれます。

換気が難しい梅雨の時期や、在宅ワークで部屋にこもりがちな時でも、快適な環境を維持しやすくなるでしょう。

さらに、家族の健康を気遣う方には、「抗菌」や「抗ウイルス」機能付きの壁紙もおすすめです。

壁紙の表面に付着した細菌やウイルスの活動を抑制する効果が期待でき、小さなお子様やお年寄りがいるご家庭でも、より安心して過ごせる空間を作れます。

このように、壁紙を張り替えることは、見た目を美しくするだけでなく、目には見えない快適性や安心感を住まいにプラスする、有効な手段となるのです。

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リビング壁紙のデメリット

良いことばかりに聞こえる壁紙の張り替えですが、実行する前に知っておきたい注意点もいくつかあります。

この章では、3つのデメリットを正直にお伝えします。

  1. 施工費用がかかる現実と費用相場の詳細
  2. 仕上がりが想像と違うリスクとその回避方法
  3. DIYは難易度が高い場合があることと失敗を防ぐコツ

デメリット(1)施工費用がかかる

壁紙の張り替えをリフォーム業者に依頼する場合、当然ながら施工費用が発生します。

この費用には、壁紙自体の材料費の他に、職人の人件費、既存の壁紙を剥がす費用、家具の移動や養生にかかる費用などが含まれるのが一般的です。

壁紙のグレードによっても価格は大きく変動します。

具体的な費用相場は、以下の表を参考にしてください。

壁紙の種類 1平方メートルあたりの単価目安 6畳リビング(壁約30㎡)の総額目安
量産品(スタンダード) 850円~950円程度 約3.5万円~5万円
高機能・デザイン品
(ハイグレード)
1,000円~1,100円程度 約4万円~6万円

LDK全体を張り替える場合は、10万円から20万円程度の費用がかかることも珍しくありません。

また、壁の下地の状態が悪く補修が必要な場合や、天井高が2.7mを超えるような特殊な間取りの場合は、追加費用が発生する可能性も考慮しておく必要があります。

費用を少しでも抑えたい場合は、複数の業者から相見積もりを取って内容を比較検討することが重要です。

さらに、一面だけのアクセントクロスから始める、比較的安価な量産品を選ぶ、家具の移動を自分たちで行うといった工夫で、コストを削減することも可能でしょう。

出典:リショップナビ「壁紙(クロス)張り替えの工事費用相場はいくら?安く抑えるポイントもご紹介」

デメリット(2)仕上がりが想像と違うリスク

サンプルやカタログで見て「これだ」と思った壁紙でも、実際にリビングの壁一面に貼ってみると「なんだかイメージと違う」と感じてしまうリスクがあります。

これは、色の「面積効果」が大きく影響しているためです。

一般的に、明るい色は面積が大きくなるほどより明るく見え、暗い色は逆により暗く、重く感じられます。

小さなサンプルでは落ち着いた素敵な色に見えたダークカラーが、壁一面に貼ると部屋全体に圧迫感を与えてしまう、というのはよくある失敗例です。

また、照明の色や自然光の当たり方によっても、壁紙の色味は大きく変化します。

特にパソコンやスマートフォンの画面上で見た色は、ご自身のデバイスの色設定に影響されるため、実物とはかなり異なって見える可能性が高いと考えられます。

このような想像とのギャップを防ぐ最も確実な方法は、前の章でも解説した通り、必ずA4サイズ以上の「大判サンプル」を取り寄せ、実際に使用する部屋の壁で確認することです。

朝昼晩、そして照明をつけた状態での見え方をしっかりチェックすることで、後悔するリスクを大幅に減らせます。

デメリット(3)DIYは難易度が高い場合がある

「DIYなら費用を抑えられるかも」と考える方は多いですが、壁紙の張り替えは意外と技術を要する作業です。

特にこれまで経験がない方が挑戦すると、残念な結果になってしまう可能性があります。

よくある失敗は、以下のとおりです。

  1. 隣り合う壁紙の柄がズレてしまう
  2. 継ぎ目がきれいに処理できず目立ってしまう
  3. 壁紙と壁の間に空気が入って気泡ができてしまう

国産の壁紙は横幅が92cm程度のものが主流で、これを天井から床まで一人でまっすぐに貼るのは非常に困難な作業となります。

また、壁の下地処理が不十分だと、せっかく貼った壁紙がすぐに剥がれてきてしまうこともあるでしょう。

もしDIYに挑戦するのであれば、まずはトイレの壁やキッチンの一部分など、狭くて失敗しても目立ちにくい場所から始めてみることをおすすめします。

最近では、あらかじめ糊がついた状態で届く「生のり付き壁紙」や、施工に必要な道具がセットになった初心者向けのキットも人気です。

輸入壁紙は横幅が50cm程度と狭いものが多く、一人でも扱いやすいというメリットがあります。

事前の情報収集と準備をしっかり行い、無理のない範囲で挑戦することが成功のポイントです。

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まとめ

リビングの壁紙選びは、人気やトレンドだけで決めると後悔の原因になります。

最も重要なのは、ご自宅の「採光(窓の向き)」や「床・家具の色」との相性です。

日当たりによって色の見え方は大きく変わるため、空間全体の調和を考えましょう。

さらに、ペットや子どものための機能性、DIYか業者依頼かといった施工方法も、暮らしに合わせた大切な判断基準です。

この記事で理想の候補が見つかったら、最後の失敗を防ぐために必ず大判サンプルを取り寄せましょう。

朝昼晩、そして照明の下で壁に当て、納得のいく一枚を選んでください。

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